情シスはシステムの運用や企画、保守、業務改善など多岐にわたる業務があり、何から勉強を始めたらいいか悩んでいませんか?
優先すべき勉強内容が決まっていない場合、いかに効率よく自分にとって役に立つことを学べるかがポイントとなります。
しかし、実践を積まないと得られない情報があるのも事実です。
そこで今回は、情シスの勉強に最適な方法をご紹介していきます。
おすすめの書籍や定期開催されているイベント情報についてまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
また、情シスは勉強によるスキルの習得だけでなく、効率良く働くことも重要です。
あらゆる作業を自らこなすのではなく、効果的にITアウトソーシングなどのサービスを活用し、負荷を軽減する取り組みを進めていく必要があります。
この点についても後半で解説します。
ご紹介するITアウトソーシングサービス「IT無双」についてはこちら
情シスに求められる役割・スキルとは?
情シスに必要とされる主な役割としては、業務効率を上げるための新システムの企画・開発・運用があります。
情シスは会社にとってどのようなシステムが有用なのかを考えなくてはいけません。
また、セキュリティ管理やIT機器のトラブルの対応などもありますので、システムやセキュリティの知識が必要です。
サイバー攻撃やウィルス感染からシステムを守るためにも、正しい知識が求められます。
このように、情シスに求められるスキルは特定のものではないので、ハードウェア・ソフトウェア・ネットワークについて幅広く学ぶことがおすすめです。
情シスのスキルはどのように勉強すべき?
情シスに求められるスキルは幅広く、勉強方法も多岐にわたります。
そのため、現在の自分に足りていない部分を補いつつ、得意分野を伸ばしていけるように勉強するのがおすすめです。
勉強方法としては、書籍やイベント・セミナーなど知識をつけるための方法がたくさんありますので、自分に合った勉強方法を探しやすいと言えます。
ここからは、実際の勉強方法について詳しくご紹介いたします。
書籍、イベントなどでの情報収集
情シスの勉強を始めるなら、まずは書籍やイベントでの情報収集がおすすめです。
書籍には初級から上級まで、レベルに合わせたものが販売されているので、会社の規模や自分の役割に合わせて学びたいことを絞って購入しましょう。
イベントでの情報収集は、まずは基礎となる知識を書籍で身につけてから参加すると、さらに理解を深めることができます。
また、イベントには実際に情シスとして働いている人がいますので、どのような課題をどのように解決しているのか、実務のコツなどを聞くと取り入れやすいでしょう。
インプットと実践を同時に行い身につける
システム開発などは、学んでも実践で試さなければどんなトラブルが発生するかわからないため、インプットと実践を繰り返すことが1番効率よく学べます。
業務改善に利用できそうなシステムを考えて実際に構築し、どこまで予想通りに動いていて、どこで問題が発生しているのか1つずつ確認しながら学ぶことが近道になります。
また、サポートデスクなどの業務では、あらかじめ想定される質問・トラブルを書きだしてマニュアル化するのも業務改善に有効です。
インプットと実践を行うことで、クオリティをどんどん高めていけますので、成長していることを自分でも実感できます。
情シスの勉強におすすめの書籍
ここからは、情シスの勉強におすすめの書籍を難易度別に3つご紹介いたします。
どの書籍もIT業界への就職を考えているのであれば、目を通しておいて損はないと言えるでしょう。
初心者向けのものであれば、IT未経験でも1ヶ月勉強すれば身につきますので、読んでみてはいかがでしょうか。
なお、資格は取得しておくと就職先の企業によっては特別手当の対象となる場合もありますので、更新の再試験が面倒なものでなければ、取っておくことをおすすめします。
はじめてのITパスポート 合格テキスト&例題
難易度:(初心者向け)
情シスとしての仕事が初めての方は、ITパスポートの本を読んで勉強することがおすすです。
ITの基礎となる情報が詰まっているので、情報機器やセキュリティなどの知識を身につけることができます。
また、資格取得のための本ですので、後々資格を取りたいと考えている方にもぴったりの本です。
情シスの定石 ~失敗事例から学ぶシステム企画・開発・保守・運用のポイント
難易度:(中級者向け)
情シスについてある程度の知識がある方には、情シスとしてのノウハウが詰まった本がおすすめです。
この本は実際の失敗事例を参考として、情シスがシステム開発・運用で実施すべきことが詳しく紹介されています。
効率よく働くための業務改善についても詳しく書いてあります。
情シスとしてキャリアが長い方はもちろん、急にIT担当者を任された方にもおすすめです。
情シス・IT担当者[必携]システム発注から導入までを成功させる90の鉄則
難易度:(上級者向け)
情シスでの業務経験があり、これから先頭に立って指示を出していく立場の方におすすめの本です。
システムの企画・開発を行う際には、少なからずミスが発生します。
なぜミスが起こってしまうのかをITコンサルタントの立場から説明し、ノウハウを教えてくれるのがポイントです。
これからシステムの導入などを任されている方に、ぜひ読んでもらいたい一冊です。
情シス関連のイベント参加
ある程度の情シスの知識がついてきたら、実際に同じ立場の人や関わった仕事をしている人の話を聞くことをおすすめします。
トラブル発生時の乗り越え方や、書籍では知ることのできないリアルな話が聞けると、より知識の幅を広げられるようになります。
また、勉強や業務に行き詰まった時など、具体的にどのような知識が必要なのかを知れるきっかけとなります。
ネット上でのイベントも多く、その場に行かなくてもセミナーなどに参加できるので気軽に学べるのが魅力です。
以下のサイトでは、情シスの業務を任されている方向けのイベントを定期的に開催しているので、ぜひチェックしてみてください。
情報システムセミナー、勉強会、イベント情報「doorkeeper」
資格取得に向けた勉強も効果的
情シスの業務内容は幅広くありますので、資格取得を目標として勉強するのもおすすめです。
情シス向きの代表的な資格は以下のようなものがあります。
- ITパスポート
- 基本情報技術者
- 応用情報技術者
- ITIL
- 電話技能検定(4級~1級)
- 情報処理安全確保支援士試験(SC)
- 各メーカーの認定資格
ITパスポートは、ITとしての知識が幅広く組み込まれていますので、情シスとして入社したての方におすすめです。
続いて、基本情報技術者・応用情報技術者は、プログラミングの基礎知識や実務で活かせる内容が多く盛り込まれており、合格率は20%~30%と一気に難易度が上がるため、本格的に学びたい向きと言えます。
資格取得に向けて勉強を行うと目標設定がしやすく、やるべき事が明確になります。
そのため、効率よく知識を身に着けたい方は資格取得を目的として勉強を進めてはいかがでしょうか。
各資格については、こちらの記事にてまとめてありますので、ご興味のある方はぜひ参考にしてみてください。
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単純作業は外注を利用して効率化させる
本記事では情シスの勉強方法について解説してきました。勉強によって新しいスキルをどんどん身につけていくことは非常に重要です。
しかし、それが実際の業務でどれくらい発揮できるかも重要です。言い方を変えると、自身のスキルが十分に発揮できる環境づくりを進めることも、スキルアップの一側面として必要なことなのです。
というのも、情シスの仕事は重要なものから単純作業まであり、慢性的な人手不足などが原因でなかなか手が回らないことも多いのではないでしょうか。
このような状況ではコア業務に集中できず、生産性が低下、勉強によって培ったスキルを活かすことが難しくなります。
そこで、ITにまつわる単純作業を外注できる「ITアウトソーシング」サービスを活用してみてはいかがでしょうか。
ITアウトソーシングを利用することで、単純作業を外部の人材に任せることができ、作業効率が向上します。
また、情シスの負担を軽減させることで、自身のスキルが活かせるコア業務への取り組みを強化したり、離職防止や残業時間の削減などにもつながります。
業務効率化の必要性を感じている場合はぜひ検討してみてください。
ITアウトソーシングサービスにどのような業務を依頼することができるか、こちらの記事でも詳しく解説しておりますので、ぜひご覧ください。
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まとめ
こだまシステムでは、情シス業務のアウトソーシングを承っており、システムエンジニアが直接お悩みをお伺いしています。
それぞれのIT環境や業務内容に合わせた解決方法をご提案し、システム運用や保守、セキュリティ対策・運営など幅広く対応可能です。
システム管理を専門分野としておりますので、導入した後のトラブルまで一貫して対応できるのを強みとしています。
ハードウェアの問題や社内のサーバ環境に関するお悩みにもお応えできますので、情シス業務の負担でお困りの際には、ぜひお問い合わせください。