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【今さら聞けない】最短4ステップ!ITが苦手でもできる「e-Tax(電子納税)」の始め方

前回、電子納税のメリットとダイレクト納付の始め方について、こちらの記事でご紹介しました。

【業務効率化】忙しい経営者のための電子納税&ダイレクト納付入門ガイド

しかし、「電子納税やダイレクト納付、ついにやってみようとはなったけど、そもそもe-Taxってどうやって始めるの?」と戸惑ってしまった担当の方もいらっしゃるかもしれません。
そんな総務・経理担当者の方必見!今回は実践編として、電子納税(e-Tax)の始め方について、ITが苦手でも最短で準備を整えるための4ステップを解説します!

そもそも「e-Tax(イータックス)」って何?

手続きに入る前に、まずはe-Taxとは何か、電子納税とはなにが違うのかを知っておきましょう。

e-Taxとは、「国税に関する手続きを、インターネットで行う仕組み」のことです。

これまで皆さんは、申告書や納付書を持って「税務署の窓口」に行ったり、「郵便局」から書類を送ったりしていましたよね。その「窓口」や「ポスト」が、会社のパソコンの中に引っ越してくるイメージです。
法人税や消費税、源泉所得税などの「申告(書類出し)」と「納税(支払い)」を両方ネットで完結できるようになり、わざわざ外出して並ばなくても、メンテナンス時を除く24時間、いつでもデスクから「ポチッ」とするだけで業務が完了します。

よく「e-Taxって、確定申告をする人が使うものでしょ?」と勘違いされがちですが、実は毎月の源泉所得税の支払いなど、々の経理業務を劇的に楽にするための最強ツールなのです。

e-Taxと電子納税、何が違うの?

よく一緒に使われるので混同されがちですが、e-Taxは「システムの名称」であり、電子納税は納税という「作業の内容」です。
「e-Tax(システムの名前)」を使って「電子納税(お金を払う作業)」を行う、という関係性になります。

電子納税とは、e-Taxまたはネットバンキングなどを使って、現金を使わずに税金を納めることを指し、 具体的には以下のような方法があります。

  • ダイレクト納付(e-Taxでボタンを押して引き落とし)

  • インターネットバンキング(銀行の画面から納付)

  • クレジットカード納付

つまり、「e-Taxを始める」=「ネットで税務署とやり取りする準備を整える」、「電子納税をする」=「実際にパソコンから税金を振り込む」ということであり、電子納税をするための手段の一つがe-Taxなのです。

中小企業のための「e-Tax」開始4ステップ

では実際に、e-Taxを使えるようにするための手順を4つに分けて見ていきましょう。
いくつか方法はありますが、この記事では初めて電子納税を行う中小企業におすすめのルートをご紹介します。

ステップ 1:まずは必要なものを準備する

e-Taxを始めるには、手元に次のアイテムがあるかを確認しましょう。

  1. 法人の電子証明書(ファイル形式)
    ※ない場合は社長のマイナンバーカードでも可

  2. インターネットが繋がるパソコン(ブラウザはEdgeかChrome)

社長のマイナンバーカードを使う場合は、最新の「マイナポータルアプリ」をインストールしたスマホが必要になります。
また、「会社の共用パソコン」と「社長個人のスマホ」を連携させる作業が発生するので、社長が不在がちな場合や、操作をお願いしにくい場合は、「カードリーダー」を用意する方が便利な場合もあります。

電子証明書についてはこちらの記事もご参考ください

会社や法人のオンライン申請に必須!法務局の電子証明書を徹底解説

ステップ 2:パソコンの「環境整備」を済ませる(WEB版を利用)

e-Taxはブラウザ(Edgeなど)でそのまま動くわけではなく、少し準備が必要です。
e-Tax公式サイトから「事前準備セットアップ」というソフトと、ブラウザの拡張機能「e-Tax AP」をダウンロードして、インストールしておきましょう。

ダウンロードはこちら:
▶ 公式サイト「e-Taxソフト(WEB版)のご利用に当たって【パソコン】」

WEB版ではe-Taxソフトそのもののインストールは不要ですが、拡張機能のインストールは必須です。
インストールが完了したら一度ブラウザを再起動し、右上のメニューボタン(「…」など)から拡張機能を有効にしてください

ステップ 3:「利用開始届」をネットで出す

PCの準備ができたからといって、いきなり納税はできません。まずは「利用宣言」が必要です。

  1. e-Taxソフト(WEB版)にアクセスし、「利用開始届出(法人用)」を選びます。

  2. 画面に従って、会社の住所や名称を入力。

  3. 「電子証明書(ファイル形式)」を選択して参照ボタンから電子証明書ファイルを選び、パスワードを入力して送信します。

    ⇒マイナンバーカードを使う場合:

    「マイナンバーカードを利用する」を選び、用意したスマホで画面に表示されたQRコードを読み取り、マイナンバーカードをスマホにかざして認証します。
  4. 画面に「利用者識別番号(16桁)」が表示されるので、即座に印刷またはメモして大切に保管してください。

この16桁の番号は、いわば「e-TaxのログインID」です。
必ずメモして、経理の重要書類として保管してください。

ステップ 4:電子証明書を登録する

最後に、ステップ3で発行された番号に法人の電子証明書(または社長のマイナンバーカード)を紐づけます。
これが「デジタル上の印鑑証明」になり、なりすましを防ぐ強力なセキュリティになります。

  1. e-Taxソフト(WEB版)にログイン
    発行された「16桁の番号」と「暗証番号(パスワード)」を入力します。
  2. メインメニューから選択
    メニュー内の「利用者情報の登録・確認・変更」から、「電子証明書の登録・更新」というボタンをクリックします。
  3. 電子証明書の紐づけ
    ステップ3の「利用開始届」で使った電子証明書ファイルを選択し、パスワードを入力して「送信」します。

    ⇒マイナンバーカードの場合:

    パソコンの画面に表示されるQRコードをスマホで読み取り、社長のマイナンバーカードをかざして認証します。
  4. 送信して完了
    メッセージボックスを開き、「電子証明書の登録が完了しました」というメッセージが出れば準備完了です。
マイナンバーカードか法人の電子証明書かは、届出を出す前はどちらを選んでも自由ですが、「利用開始届を出したとき(ステップ3)」と「初めてログインして登録するとき(ステップ4)」は、必ず同じ種類の証明書を使ってください。
途中で証明の種類を変えてしまうとエラーになり、手続きがやり直しになってしまいます。

公式サイト:
▶ 電子証明書とは/e-Taxで利用できる電子証明書
▶QRコード認証

これでe-Taxの準備は完了です!あとは前回ご紹介した「ダイレクト納付」の手続きをすれば、ボタン一つで納税ができるようになります。

ダイレクト納付についてはこちら:
▶ 公式サイト「ダイレクト納付(e-Taxによる口座振替)の手続」

まとめ:最初のひと手間が最高の投資に!

e-Taxの設定は、いざ始めようと思ったその時は、難しく面倒に感じるかもしれません。
しかし、それさえ乗り越えてしまえば、毎月の銀行通いや月末の長い待ち時間から解放されるだけでなく、「ダイレクト納付入門ガイド」でご紹介したような様々なメリットを享受できます。
そのことを考えれば、e-Taxの最初のひと手間は、企業の未来を変える最高にコスパの良い投資と言えます。

不安に感じるなら、一人で無理をすることはありません。
e-Taxの導入で一番もったいないのは、設定で数時間も悩んで、本来の業務が止まってしまうことです。
設定はプロに任せて、皆さまは“正しい納税”という本業に集中しませんか?
『IT無双』では、そんな総務・経理の皆さまの最初の一歩を全力でサポートします!

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