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「セットアップ」と「キッティング」は別物!?PC入れ替え時に注意すべき違いとは

Windows 10 ESU(拡張セキュリティ更新プログラム)の1年目終了(2026年10月13日)が近づき、社内PCの買い換え計画を進めている総務・情シス担当者の方も多いのではないでしょうか。

業者への発注やスケジュール調整を進める中で、よく耳にするのが「セットアップ」「キッティング」という2つの言葉。
「どっちもパソコンの初期設定のことでしょ?」と思われがちですが、実はこの2つには天と地ほどの違いがあります。

ここを混同したままPCの入れ替えを進めてしまうと、納品当日にバックオフィスが大混乱することになりかねません。
今回は、両者の決定的な違いと、失敗しない法人PCの導入方法を解説します。

1. 「セットアップ」は「ただ動く状態にする基本操作」

まずセットアップとは、パソコンを箱から出して「ひとまず電源を入れて動く状態にする」までの一般的な作業です。
個人が家電量販店でパソコンを買ったときに行うものとほぼ同じになります。

  • 電源を入れて、言語(日本語)を選ぶ
  • オフィスのWi-Fiにつなぐ
  • Windowsのアカウント(Microsoftアカウント)を作成してログインする
  • OSのアップデート(最新の更新プログラム)をかける
新築の家に「電気・水道・ガス」を通して、人が住める最低限のインフラを整えること。

因みに、セットアップ(Setup)はもともと「倒れているものを起こす」「土台を据える」という意味。
セットアップが終わっただけのPCは、使えるようにはなったものの、まだ「まっさらな状態」。これだけでは会社の業務を始めることはできません。

2. 「キッティング」は「会社のルールに合わせた“職人技”」

一方のキッティング(Kitting)は、セットアップの作業を内包しつつ、「会社の業務ですぐに使えるよう、独自のセキュリティやアプリを組み込む」高度な作業です。

特に法人の場合、何十台・何百台というPCに「まったく同じ設定を、寸分の狂いもなく施す」必要があります。

  • 会社の資産管理番号(テプラなど)を本体に貼り、台帳に記録する

  • 業務に必要なソフト(Office、会計ソフト、Zoom、各種SaaSツールなど)をすべてインストールする

  • 社内の共有サーバーや、複合機(プリンター)への接続設定

  • セキュリティ設定(パスワードの文字数制限、USBメモリの使用禁止、ウイルス対策ソフトの導入、紛失時の遠隔ロック設定など)

一流ホテルの客室のように、「どの部屋(PC)に入っても、まったく同じ家具(アプリ)と施錠システム(セキュリティ)が完璧に配置されている状態」に仕上げること。
「キッティング」の語源は、英語の“kit(一式・セット)”。製造業の現場で「作業員がすぐに組み立てられるように部品をセットする作業」が由来です。
ITの世界でも同じように、「社員が席についた瞬間、すぐに仕事ができる状態のセットに仕上げる」という意味で使われているのです。

3. なぜ各自に設定を任せてはダメなのか?

このように、セットアップとキッティングでは、作業の内容も求められる知識も大きく異なります。
にもかかわらず、これらをひとくくりに「初期設定」と混同して、新しいPCが届いた際、配布した従業員各自に作業を任せてしまったらどうなるでしょう。

一見、効率的に思えますが、法人においては絶対に避けるべき手法です。
その理由は、主に2つあります。

① セキュリティレベルがバラバラになる

各従業員に任せてしまうと、各々のITリテラシーの違いにより、次のようなセキュリティリスクが高くなります。

  • ウイルス対策ソフトの設定を忘れていた
  • パスワードを簡単なものに設定してしまった
  • 勝手に私的なソフトをダウンロードした

これらはすべて、重大な情報漏洩(サイバーリスク)の引き金になります

② 本業の時間が奪われ、会社全体の損失になる

パソコンの初期設定に慣れていない社員の場合、セットアップやアプリのログインだけで半日〜1日を潰してしまうことも珍しくありません。
全社員の作業時間を合計すると、会社にとっては莫大な人件費のロス(機会損失)になります
それだけ時間をかけたうえ、やっと出来上がったPCが前述したようなセキュリティホールだらけでは、元も子もありません。

まとめ:何十台もの「キッティング」はプロに任せるのが正解

このように、会社が安全かつスムーズに新しいPCへ移行するためには、バックオフィス側で完璧にキッティングされたPC」を用意し、社員には電源を入れたら1秒で仕事ができる状態で渡すのが正解です。

とはいえ、通常業務を抱える総務担当者や、人手不足の情シス部門が、通常業務の合間に何十台・何百台ものPCを1台ずつキッティングするのは物理的に不可能です。

「社内PCの入れ替え計画を進めたいけれど、キッティングにかける時間も人手もない……」

そんなときは、迷わずプロの力を借りましょう!
弊社の『IT無双』でも、 長年のIT資産管理・キッティングの実績を活かし、クライアント様の社内ルールやセキュリティ方針をヒアリングした上で、「届いたその日から全員が即戦力として使える状態のPC」を大量に仕込んでお届け可能です。
さらに、古い端末の安全なデータ消去・処分までワンストップで対応できます。

もしESU1年目終了という節目をきっかけに、ふとキッティングについて疑問や不安が生じたなら、まずは「自社でやるべきか、プロに投げるべきか」という相談だけでも承ります。
貴重な人手と時間を無駄にしないためにも、ぜひお気軽にお問い合わせくださいね!

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