Windows 10のサポート終了(2025年10月14日)に伴い開始された「ESU(拡張セキュリティ更新プログラム)」。
その1年目が2026年10月13日をもってついに終了し、あえて、或いはやむを得ず「2年目の延命」を選択した企業も多いのではないでしょうか。
「本当は買い換えたかったのに、間に合わなかった」と、どこか後ろめたい気持ちを抱えているバックオフィスや情シス担当者の方、いらっしゃいませんか?
しかし、落ち込む必要はありません。2年目のESUを選択したということは、言い換えれば「コストを払って、リプレイスのための“時間”を購入した」ということです。
ESU2年目の選択をポジティブに捉え、今から残された1年間を「2027年の完全移行」に向けた勝ちパターン計画に変えるためのロードマップを解説します。
1. なぜ「2年目の延命」は正解になり得るのか?
ESUの2年目は、一般的に1年目から費用が倍増するため、財務的には痛手です。
しかし、中途半端なスケジュールで慌てて数百万〜数千万円分のPCを一斉購入し、キッティングもままならないまま現場に放り出すくらいなら、「お金を払って時間を買い、計画的に移行する方が結果的にリスクが低い」という判断も立派な経営戦略です。
問題なのは、延長したことで安心し、2年目の期間を何もせず「先送り」に使ってしまうこと。
この1年間を「次こそ確実にESUから脱出するための助走期間」と捉え直すことがすべての出発点になります。
2. 延命中に実行すべき「勝ちパターンの3ステップ」
では、買い換えを1年先延ばしにしたからこそできる、余裕を持ったスケジュールと実務の進め方をステップ順に見ていきましょう。
ステップ①:【今すぐ(秋〜冬)】「延命端末」の徹底的なスリム化
まずは、社内にあるESU対象PCの台数をもう一度洗い直し、本当にESU費用を払う価値がある端末は全体の何割かを厳しく見極めます。
以下のようなPCはスリム化の対象です。
- 来年定年を迎える社員のPC
- あまり稼働していない部署の予備PC
- すでに一部クラウド化されていてWindows 10でなくても動く端末
不要な端末は今のうちにESU対象から外し、段階的にリプレイスや廃止を進めることで、無駄なコストを最小限に抑えます。
ステップ②:【来春(春先)】自社に最適な「次世代PC」の吟味
時間がたっぷりある今こそ、次期モデルの選定をじっくり行えます。
「全社一律で安価なWindows 11対応PCにするのか」それとも「一部のコア部署や資料作成が多い部門にだけ、話題の『AI PC』を導入して生産性を上げるのか」といった、自社の業務スタイルに合わせたメリハリのある予算配分を検討できます。
しっかり機種選定をしておけば、直前に慌てて型落ち品を掴まされるリスクもありません。
ステップ③:【来夏〜秋】外部パートナーを活用した「完璧なキッティング計画」の策定
リプレイスで最もバックオフィスを疲弊させるのが、土壇場での「キッティング(初期設定・アプリ導入・セキュリティ設定)」の嵐です。
今回は時間が潤沢にあるため、「自社の情シスだけでやるのか、それとも外部の専門業者に丸投げするのか」の選択を前もって行えます。
夏場のうちに業者と打ち合わせを済ませ、納品からキッティング、古いWindows 10端末のデータ消去・処分までのスケジュールをがっちり固めてしまいましょう。
キッティングの重要性についてはこちらの記事をご覧ください
まとめ:2027年の完全脱出へ向けて、今日から動き出そう
2年目のESUは、あくまで「一時しのぎの延命措置」にすぎません。
これを惰性で続けると、3年目の「さらに跳ね上がるコスト」か、あるいはサポート完全終了の恐怖に再び怯えることになります。
今回の延命で手に入れた「1年間という時間」を有効活用し、計画的かつスマートにWindows 11(あるいは次の環境)への完全移行を成し遂げましょう。
「社内の棚卸しをするリソースがない」「2年目のコストを少しでも削りつつ、来期の買い換え計画を一緒に立ててほしい」とお悩みの際は、ぜひ弊社の『IT無双』にご相談ください。
キッティングやIT資産管理のプロフェッショナルとして、御社の「脱・Windows 10」の道のりを、予算とスケジュールに合わせて全面的にサポートいたします。
時間にも心にも余裕のある今こそがチャンス!
まずは、社内にある延命PCの「本当に必要な台数」の再確認から、一緒に始めてみませんか?









