インターネット上にデータを保存して置ける「クラウドストレージ」、皆さん活用されていますか?
ビジネスでもプライベートでも、データ消失を避けるための最も手軽な手段であると同時に、データへのアクセスや共有をスムーズにして生産性の向上にもつながる、とても便利なサービスです。
とはいえ、いざ利用してみようとすると、大小さまざまな企業から無数のサービスが提供されていて、なかなか選べないということもあるかと思います。
そこで今回は、初めてクラウドストレージを利用する方にもおすすめの主要サービスを分かりやすくご紹介します。
選定のポイントも載せていますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
クラウドストレージってそもそも何?という方はこちらをチェック!
初心者さんにおすすめ!定番クラウドストレージサービス4選
それでは、数あるクラウドストレージサービスの中から、特に初めて利用する方におすすめの4つをご紹介します!
どれも無料で始められるプランがあるので、まずは気軽に試してみてはいかがでしょうか。
1. Google ドライブ (Google Drive)
こんな人におすすめ
GmailやGoogleフォトなど、普段からGoogleのサービスを使っている方、手軽に大容量を使いたい方。
特徴
- 無料容量:15GB
 - Googleアカウントがあれば誰でも利用可能
 - Googleドキュメント、スプレッドシート、スライドといったオンラインで使えるオフィスソフトが統合されており、共同編集も非常にスムーズ
 - スマホやPC、タブレットなど、様々なデバイスからアクセス可能
 - 写真や動画の自動バックアップ機能も便利
 
WindowsとMac、どちらのPCを使っている人でも使いやすいのも魅力です。
2. OneDrive (Microsoft OneDrive)
こんな人におすすめ
Windowsパソコンを使っている方、Officeソフト(Word, Excel, PowerPoint)をよく使う方。
特徴
- 無料容量:5GB
 - Windows 10や11に標準搭載されており、エクスプローラー(ファイル管理画面)から直接ファイル操作ができるため、PCとの連携が非常にスムーズ
 - Word、Excel、PowerPointなどのOfficeファイルをオンラインで直接編集・保存でき、共同作業もOK
 - スマホアプリも充実しており、写真の自動アップロード機能も有り
 
3. iCloud (Apple iCloud)
こんな人におすすめ
iPhone、iPad、MacなどApple製品をメインに使っている方。
特徴
- 無料容量:5GB(Apple IDがあれば利用可能)
 - Apple製品との連携が非常に深く、写真、ビデオ、連絡先、カレンダー、メモ、Safariのブックマークなど、様々なデータを自動で同期・バックアップ
 - iPhoneの紛失時に「探す」機能と連携して場所を特定したり、データを消去したりすることも可能
 - iCloud Driveとして、WordやExcelなどのファイルも保存・共有可能
 
Apple製品のエコシステム内で利用するなら非常に便利です。
4. Dropbox (ドロップボックス)
こんな人におすすめ
シンプルな操作性を求める方、様々なデバイスやOSでデータを共有したい方。
特徴
- 無料容量:2GB(ただし、友達紹介などで増量可能)
 - シンプルで直感的なインターフェースが特徴で、初心者でも迷わず使用可能
 - Windows、macOS、Linux、iOS、Androidなど、幅広いOSやデバイスに対応しており、異なる環境間でのファイル共有に強い
 - ファイルのバージョン履歴機能があり、誤って上書きしてしまっても前のバージョンに戻すことが可能
 
とにかくシンプルにデータを管理・共有したい方におすすめです。
クラウドストレージをビジネスで賢く使うポイント
クラウドストレージは、ビジネスの効率化とリスク管理にも大きく貢献します。
ここからは、ビジネスでクラウドストレージを最大限に活用するためのポイントをご紹介します。
①セキュリティとコンプライアンスを最優先に選ぶ
企業の機密情報や顧客データを扱う場合、サービスのセキュリティ対策(暗号化、アクセス制御、多要素認証など)が十分か、また、業界の規制や法令(個人情報保護法など)に準拠しているかを確認することが不可欠です。
無料プランだけでなく、有料プランで提供されるセキュリティ機能も比較検討しましょう。
②チームでの共有・共同編集機能を重視する
複数のメンバーで資料を共有したり、同時に編集したりする機会が多い場合、共同編集機能の使いやすさや、アクセス権限の細かな設定ができるかどうかが重要です。
③既存の業務ツールとの連携性を確認する
現在利用しているSaaS(Salesforce、Slackなど)や、Microsoft 365、Google Workspaceといったオフィススイートとの連携がスムーズだと、業務効率が格段に向上します。
④バックアップと災害対策(BCP)としての活用を検討する
クラウドストレージは、BCP(事業継続計画)における重要なデータバックアップ先として非常に有効です。
万が一のシステム障害や災害時にも、遠隔地にデータが安全に保管されているため、迅速な復旧が可能になります。
⑤コストとスケーラビリティを考慮する
無料プランはあくまで試用と割り切り、ビジネス利用では有料プランのコストパフォーマンスを比較検討しましょう。
将来的なデータ量の増加に対応できるか(スケーラビリティ)も重要です。
まとめ:クラウドストレージで、ビジネスをもっと快適に!
クラウドストレージは、私たちのデジタルライフをより安全に、より便利にしてくれる強力なツールです。
しかし、いきなり完璧に使いこなそうと意気込むと、選定に踏み切れなくなりがち。そんなときは、悩まずに無料プランで使い心地を試してみましょう。
世の中にはメジャーな機能からニッチな用途まで無数のクラウドストレージが存在しますが、今回ご紹介した4つの主要サービスは、人気も信頼も集めている代表格です。
まずはこれらの中からいくつかを試用して、最適なサービスを見つけてみてください。きっと、「これは」と思うものに出会えるはずです。
自社に合ったクラウドストレージを賢く利用して、安全かつ快適なビジネス環境を手にれましょう!









