生命保険会社・損害保険会社・証券会社のIT業務で、セキュリティ対策や事務処理などの細
かい業務に手を取られ、思うように仕事が進まないと悩んでいませんか?
ノンコア業務に追われてしまうとコア業務に身が入らなくなりますので、どれだけ効率よく業務を進めるかが問題です。
しかし、人手不足や繁忙期など、忙しい時だからこそ必要となる業務もあるので、粗雑な仕事をするわけにはいきません。
そこで今回は、各社におけるIT業務での悩みとその解決策までをご紹介していきますので、IT担当者の方はぜひ参考にしてください。
生命保険会社・損害保険会社・証券会社で頻発するIT業務
生命保険会社・損害保険会社・証券会社のIT業務に共通している点は、「人員の入れ替わりの激しさ」です。
IT業務の主な内容は「PCキッティング」、「アカウントの登録・削除」、「社内ヘルプデスク」、「IT資産管理」などがあります。
ここからは、生命保険会社・損害保険会社・証券会社の各社で頻発するIT業務について、具体的な内容や注意点についてご紹介していきます。
人員の入れ替わりに伴うアカウント登録・削除
業務を簡略化する為に導入しているシステムが多い会社だと、アカウント管理だけで人手が取られることもあります。
理由としては、アカウント管理は各社員でするわけではなく、基本的に業務管理者によるアカウント登録・削除をしていることが多いからです。
アカウント管理をきっちりと行わなければ、社内からの情報漏洩が起こってしまい、会社の信頼性に大きく影響を及ぼします。
生命保険会社・損害保険会社・証券会社では、顧客情報や社外秘の情報などを多く取扱っているので厳重な管理が必須です。
そのため、できるだけ人員を割いて厳重なチェックを行い、アカウント管理をしていかなくてはいけません。
PCのキッティング
PCのキッティング業務は、社員の入社時に主に行うことが多く、社員数が多いと準備に数日間掛かることがあります。
主な作業としては、初期設定や定期的なOS更新、セキュリティのアップデートなどがあり、単発で終わることはありません。
また、PCの初期設定時には資産管理の登録も必要で、正確な仕事が求められます。
これらの仕事は、なかなか自動化できないのが難しいところで、人員での作業が必要です。
人手が足りない場合には、信頼のおける外部へ委託をすると安心できます。
PC・ソフトウェア等のIT資産管理
IT資産管理は、外部へ社内の電子機器を持ち出すことがある会社ではとても重要です。
基本的にIT資産管理は、会社内で利用できるPCを含む電子機器の情報を把握し制限することがメインとされています。
例えば、セキュリティソフトの情報や各端末のアクセス権限などがIT資産管理台帳に記載されている場合が多いです。
また、生命保険会社・損害保険会社・証券会社だと、外部で顧客とやり取りすることも多く、データを持ち出すことがあります。
そこで持ち出した電子機器を紛失した場合、PCの情報を即座に把握し対応しなくてはいけません。
IT資産管理はインシデント発生を未然に防ぐ役割と、発生時に被害を最小限に抑える為にとても大切なのです。
また、管理する物はPCだけではなく、サーバー、ソフトウェア、メモリカード、USBなど細かくあります。
そのため、すべてを完璧に管理するのはとても労力が必要で、IT業務を行う際に大きく悩まされる業務といえます。
社内ヘルプデスク業務
システム導入時の問い合わせや、日々の業務で発生したトラブルの対応に追われることの多い社内ヘルプデスク業務。
顧客対応が多い業務だと、トラブルの発生により仕事が滞ってしまうと生産性が悪くなります。
そのため、トラブル発生時には迅速な対応が求められますが、新システムの導入時などはなかなか思うように業務が進まないこともあります。
また、社内ヘルプデスクの業務は自動化できる業務ではなく、生産性を上げにくいことも課題です。
社内ヘルプデスクの業務改善を考えている方は、ぜひこちらも参考にしてみてください。
近年ではヘルプデスク業務の負担がどんどん増加しているため、アウトソーシングを検討されている企業が増えてきています。
背景としては、ネット技術の発展によってクラウドサービスの利用やIT機器が増加することで、業種を問わず複数の端末を管理す[…]
社内業務のIT化の推進
社内業務をIT化し、生産性を上げていくのはとても重要です。
業務をIT化するには、まずシステム・ハードの選定をする必要があります。
現在IT化できていない業務をリストアップし、どのシステム・ハードが目的に合っているか情報収集を行い、社内で検討しましょう。
この際に、複数選定していると仮導入を行い実際に使い勝手を調べなくてはいけません。
時間もコストもかかってくる業務ですので、できるだけ時間をかけずに効率化を目指したい場合は、システムの専門家にコンサルティングしてもらうことをおすすめします。
IT業務担当者の悩み
IT業務担当をしているとノンコア業務に手を取られることが多く、生産性を上げづらいのが現状です。
例えば、社内ヘルプデスクを担当していると、導入しているシステムに不具合が生じた際の問い合わせで1日の大半が終わってしまうことも少なくありません。
また、会社のIT化推進に対応しようとしても既存のシステムが多く、何を導入していいのか悩んでしまうこともあります。
ここからは、実際にIT業務を担当している方が、どのような悩みで悩まされているのかを詳しく見ていきましょう。
生産性の低い業務に時間を取られがち
先ほどご紹介したアカウント登録、キッティング、社内ヘルプデスクなどは、それ自体が生産性を高めるものではありません。
特に社員の入れ替わりが激しいとその数も多くなってしまい、多くの時間を取られてしまいます。
生産性が低い業務だと、社員数を確保することも難しく小数人で対応するように上層部から通達されることもあるかと思います。
そして人手不足で業務が滞ってしまうことによって残業になり、社内の不満が増えてしまいます。
業務のIT化の最適解がわからない
もともとノウハウを持っていれば、効率化できるシステムを選定し運用していくことは容易です。
しかし、そもそもどのような業務がIT化できるのか知識がないと判断できません。
調査を行いシステムを選定して導入まで出来ても、運用の際にトラブルの対応ができないと大問題です。
ノンコア業務を行う部署では、ITに精通した社員が少ないこともしばしあり、IT担当者を悩ませている原因でもあります。
また、人員の入れ替わりに伴う各種作業は、人事や総務と連携して行うものが多く、その連携をスムーズにするための工夫が必要な場合もあります。
グループウェアなどのITツールを活用することで効率化が図れることもありますが、ツールに関して詳しくない状態では、最適な連携体制の構築が難しくなります。
各社のIT業務の悩み、解決方法とは?
生命保険会社・損害保険会社・証券会社におけるIT業務の悩みはさまざまです。
しかし、共通している点もあり、多くの場合が「人手不足」や「社員のIT化へのノウハウの少なさ」などの課題を抱えています。
これらの悩みを解決する方法は、アウトソーシングの利用やコンサルティングの活用です。
実際に、ITアウトソーシング・ITコンサルティングを活用するとどのようなメリットがあるかご紹介いたします。
ITアウトソーシングやコンサルティングの活用
ITアウトソーシングやコンサルティングでは、社内のIT化をする際に必要な知識を提供しているのが特徴です。
例えばITアウトソーシングでは、ITの専門的な必要な知識を持ったスタッフがシステム企画・運用・保守などさまざまな業務を代行しています。
また、繁忙期などの人手が欲しい時期だけ依頼することもでき、一時的に業務を委託したい場合に効果的です。
コンサルティングの場合、社内の現状を調査し、どのような業務がIT化できるのか最適な情報を提供しています。
効率化だけではなく、予算や業務フローを見て最適なプランを提供している会社に依頼をすると安心です。
ITアウトソーシング・コンサルティングの導入メリット
ITアウトソーシング・コンサルティングを導入することで、ノンコア業務を任せることができ、コア業務を集中して行なえます。
これまで悩まされていた課題となっている業務を代行してもらえるので、今まで手が付けられなかった新しい業務を進められるのが大きなメリットです。
これらのサービスを利用することで業務を効率化でき、さらに生産性を上げることもできます。
ITアウトソーシングからコンサルティングまで依頼できる会社であれば、一括ですべてを任せることができおすすめです。
まとめ
生命保険会社において、切っても切れないIT業務は、人員の入れ替わりが激しいと業務を遂行するのが困難です。
しかし、ITアウトソーシング・コンサルティングを利用すると、現在の悩みの大半を解決することができます。
そこで、こだまシステムでは、あらゆる場面でのIT化の導入をサポートし、システムエンジニアが直接お悩みをお伺いしています。
それぞれのIT環境や業務内容に合わせて最適な解決法をご提案し、PCの初期設定からアカウント作成・設定変更・社内ヘルプデスクまで幅広く対応できます。
システム管理を専門分野としており、導入後に発生したトラブルまで一貫して対応できるのが強みです。
ハードウェアの問題や社内のサーバ環境に関するお悩みにもお応えできますので、生命保険会社・損害保険会社・証券会社でのシステムについてや設定でお困りの際には、ぜひお問い合わせください。