情シスの派遣サービスを利用することで、社員の負担軽減や生産性向上につながります。

さらに、技術力の高い人材に業務を任せることができるので、クオリティの高い仕事ができます。

ただし、社内にその技術力がノウハウとして残らない場合もあり、デメリットがあることも留意しなくてはいけません。

そこで、情シスの派遣サービスを利用する際のメリットやデメリットを踏まえ、選ぶときのポイントについてご紹介していきます。

また、こだまシステムでは、30分無料のオンライン相談も行っていますので、情シスの派遣サービスを検討している方は、お気軽にご連絡ください。

情シスとは

情シスとは、組織内の環境整備を行いつつ、ヘルプデスクとして問題解決や組織の経営戦略のためにさまざまな施策を行う役割があります。

ヘルプデスクとして、社員の問い合わせに対応したり、アカウント管理・IT資産管理も行ったりするなど、業務内容は多岐に渡ります。

さらに、システムの見直しを行うことで生産性を高めるなど、攻めの情シスとしての運営も行っているのが特徴です。

情シスのコア業務は、本来であれば企画・設計・戦略立案などが該当しますが、人手不足によってノンコア業務であるペルプデスクを兼任している場合が多く、業務を圧迫しやすいといった課題もあります。

情シスの仕事内容

情シスの仕事内容は、企画・設計と運用・保守の2種類ありますが、多くの方は運用・保守の役割を担っているイメージが多いのではないでしょうか。

情シス部門は、社員全員が仕事をしやすいよう社内施設の見直し・複合機・通信機器の調整・システムなどの環境整備を行います。

さらに、運用しているシステム・機器に不備があった際の、問い合わせ窓口として社内ヘルプデスクも兼ねています。

上記の業務に加え、セキュリティ対策といった重要な業務も情シス部門が請け負っていますので、運用・保守の業務で手いっぱいになっているケースが多いかと思われます。

しかし、本来情シスに求められるべき仕事は、先頭に立ちどのようなIT戦略を行えばより生産性向上につながるかを率先して行わなくてはいけません。

そのためには、情シスが抱えているノンコア業務を、派遣やアウトソースで対応するなどの施策が必要になります。

情シスが抱える課題とは

情シスの抱える課題としては、情シス担当者の人手不足や、業務過多による離職率の高さが挙げられます。

ひとり情シスという言葉があるように、中小企業だと情シス担当者が1人、もしくは少数の場合が多いかと思われます。

そのため、膨大な業務量をこなす必要があり、残業が続くといった負担がかかってしまい、

優秀な社員が離職してしまうことが多く、情シス部門は人手不足の解消が最優先事項です。

また、情シス部門での業務はSEとしてだけでなく、戦略的な立案ができるほどの知識を必要とします。

優秀な人材の離職が続いてしまうと、新たな人材をすぐに雇うことはできないため、組織としての損失は計り知れません。

情シスの派遣サービスを活用するメリット

情シス部門は、組織の要と言っていいほど重要な部署ですので、人手不足によって業務が停滞してしまうのは非常にもったいないです。

このような場合は、情シスの派遣サービスを利用することで、ノンコア業務を任せることができるので、コア業務に集中できるようになります。

さらに、業務量に応じて派遣人数の調整ができ、スキルの高い人材をすぐに獲得できるのが最大の魅力です。

情シスの派遣サービスを利用して、高い能力を持った人材を獲得し、効率よく業務を進めていくことをおすすめします。

ここからは、情シスの派遣サービスを利用した場合のメリットを詳しく解説します。

社内の人材がコア業務に集中できる

運用・保守にあたる社内ヘルプデスク・セキュリティ対策などの業務は、専門知識を必要としないため、社内の人材が対応しなくても回せます。

さらにこれらのノンコア業務は、人手による対応がメインになるので、必然的に手数を多く必要とします。

ただ、日常的に行っている業務が多いため、直接的な利益につながりにくく、生産的ではありません。

そこでノンコア業務は情シスの派遣サービスに任せ、社員はコア業務に集中することで生産性向上できます。

IT戦略といったコア業務に集中してより効率的に業務を進めることがおすすめです。

人件費の増大を抑制できる

情シス部門に業務が集中してしまうと、残業代がかさんだり、人員補強のための採用コストがかかったりと、人件費の増大を招きます。

状況が改善しなければ業務負荷が原因で離職や休職が発生する可能性もあり、さらなる人件費の投入が必要になってしまいます。

情シスの派遣サービスを活用することで、情シスメンバーへの業務の集中を避けることができ、人件費の増大を抑制できます。

業務量や時期に応じて派遣人数を調整できる

情シスの派遣サービスを利用すれば、業務量・時期に合わせて派遣人数を調整できるので、低コストで人材を獲得できます。

実際に新たな人材を雇う場合、募集・面接・採用・教育と、時間がかかるだけでなく、さまざまなコストが掛かります。

そのため、繁忙期だけというように、業務量に応じて人材を増減できるのは派遣サービスの大きな強みです。

年間を通して業務量に差があるのであれば、情シス部門の派遣サービスを検討してはいかがでしょうか。

容易に高いスキルを持つ人材を獲得できる

高いスキルを持った人材を雇うには、多額のコストを出すか社内教育でしっかり育てていくしかありません。

高いスキルを持った人材を獲得するのはとても重要ではありますが、時間・費用面を考えると効率的ではありません。

ですが、情シスの派遣サービスであれば、依頼したい業務内容や期間のすり合わせを行うだけですぐに対応してもらえます。

急ぎで技術力の必要な業務を依頼したい方は、情シスの派遣サービスをチェックしてみてください。

情シスの派遣サービスを活用するデメリット

情シスの派遣サービスは、生産性・技術力といった面で非常にコスパの良さがありますが、デメリットもいくつかあります。

外部の人材に業務を任せるということは、社内の人材にノウハウが蓄積されないといった問題があります。

また、派遣されてきた人材のスキルが低いと、かえって教えることが増えてしまい、業務効率の低下につながります。

さらに、セキュリティ管理が甘かったり、十分な教育を行っていない会社を選んでしまうと、情報漏えいの危険性もあります。

社内でノウハウが蓄積されない

派遣サービスを利用すると、社員の手から業務が離れてしまうので、業務内容がブラックボックス化しやすくなります。

日常的な業務であればあるほど、社員による業務の干渉が薄れてしまい、社内にノウハウが残らないといったデメリットがあります。

そのため、業務をすべて丸投げするのではなく、必ずリーダーを付けるようにしましょう。

どのような業務を依頼してどのような作業をしたのかまで細かく作業品質をチェックすることをおすすめします。

スキルが低いと業務効率が低下する

スキルの低い情シスの派遣サービスを利用してしまうと、教えることが増えてしまい業務効率が低下します。

社内ヘルプデスクを依頼するとしても、基本的なITスキルだけでなく、ハードウェアやソフトウェアの知識も必要となります。

さらに、セキュリティ対策や効率化に最適なシステムの選定など、一歩踏み込んだ依頼をするのであれば、資格の有無も確認しておくと良いでしょう。

実際に依頼する内容をまとめておき、事前打ち合わせのときにどういった業務を任せたいのか説明しておくと安心です。

情報漏えいが発生するリスクがある

情シスの派遣サービスは、社外の人材に情報を開示することになるので、情報漏えいのリスクがあります。

メールの送信先ミスといった凡ミスは、入社したばかりの頃は起こりやすく、間違いの内容意識しておかなくてはいけません。

そこで、業務を任せる際には必ず社内の人材をリーダー役として付けて監視するなどの体制構築が必要になります。

また、機密性の高い情報を取り扱う場合は、情報セキュリティポリシーを調べたうえで情シスの派遣サービスを利用すると良いでしょう。

情シスの派遣サービスを活用する際のポイント

情シスの派遣サービスを利用する際には、どの仕事を派遣に依頼するのかを決めておくことが大切です。

依頼する業務が決まったら、適正スキルを持った人材を派遣してもらえるよう、事前打ち合わせにてすり合わせを行いましょう。

また、業務を進めていく上で緊急時やトラブルはつきものですので、何かあった際の対応について事前確認しておくことをおすすめします。

ここからは、実際に情シス派遣サービスを利用する際のポイントをご紹介いたします。

派遣に依頼する業務と依頼しない業務を整理する

派遣に情シスの業務をすべて任せるのではなく、依頼する業務・依頼しない業務を前もって整理しておきましょう。

依頼する業務を分けることによって、スムーズに業務が進めることができ、ブラックボックス化を防ぐことにつながります。

例えば、情シスの業務全般の補佐をお願いした場合、あれこれと依頼をすることになるので、業務内容をすべて把握できません。

そこで、日々の指示書を作成し、業務後には日報を送ってもらうなど細かく整理することが重要です。

「この業務を依頼する」と明確に決め、作業内容が不明瞭にならないように注意しましょう。

業務内容に応じたスキルを持つ人材を派遣してもらう

情シスの派遣サービスを利用する際、もっとも重視したい点は業務内容に応じた適正スキルを持った人材を派遣してもらうことです。

業務に合わないスキルを持った人材が来てしまうと、業務が滞ったりミスが増えたりと、思ったような成果を得られません。

ヘルプデスクの場合であれば、電話対応は問題なくても技術的な知識が少ないと、迅速な解決ができずに社員からの不満がたまってしまいます。

事前の打ち合わせの際には、依頼する業務を伝え、適正スキルを持った人材に来てもらえるよう依頼しておきましょう。

緊急時やトラブルが生じた際の対応について事前確認する

どんなに事前対策を行っていても緊急時やトラブルは生じてしまうものです。

急遽増員が必要になったり、時間外の対応が必要になった場合は、そもそも受けてもらえるのかどうかを確認しておきましょう。

また、万が一情報の取り扱いに問題があり、情報漏えいといったトラブルがあった際の責任問題についても、事前に確認しておくと安心です。

情シスの派遣サービスで課題を解決しましょう

情シスの派遣サービスは、情シス部門の負担を軽減させることができるので、上手く活用すると生産性向上につながります。

ただし、業務内容に見合わないスキルを持った派遣だと、業務が進まずに社員の負担が増えてしまう可能性があります。

そこで、事前にどのような業務を派遣に依頼をし、セキュリティに関する教育もしっかり受けているのかを明確に確認しておきましょう。

こだまシステムでは、政府系金融機関で長年システム構築・運用を行ってきた実績があり、高い評価をいただいています。

情シスの派遣サービスでは、30分無料のオンライン相談を行っていますので、お気軽にお問い合わせください。

IT担当者・SEが対応することも可能ですので、業務の効率化を考えている方に最適なソリューションをご提案できます。