ITアウトソーシング、ITの外注と聞くと、どのようなイメージをお持ちですか?
「大量のPC設定が必要な時とかに一時的に頼むやつ」というイメージもあれば、「ヘルプデスクみたいに、社内で負担になっている業務の一部を代行し続けてもらうもの」という考えもあるかと思います。
結論から申し上げますと、どちらのイメージも正解です。一時的にキャパオーバーとなっている業務を依頼するのも、長期的に負担になる業務を依頼するのも、どちらも間違いではありません。
しかし、企業が抱える悩みは、本当に一時的な作業の外注や、現場レベルでの業務代行で解決できるのでしょうか?
アウトソーシング先の企業が、ただ頼まれた業務をこなす“外注先”として仕事をすればよいと考えているか、依頼内容の陰に隠れた本質的な問題を解決することこそ責務であると考えているかは、IT業務のアウトソーシング先を選ぶための、とても重要なポイントでもあります。
そこで今回は、弊社こだまシステムが大切にする、『IT戦略顧問』という新しいサポートについてご紹介させていただきます。
こだまシステムが目指す『IT戦略顧問』という在り方
そもそも『顧問』とは、特定の分野に関する専門知識や経験を活かしてアドバイスや指導を行う役職。
こだまシステムは、ただの外注先として一問一答式に依頼された仕事をこなすことだけが、ITアウトソーシングの役割であるとは考えていません。
クライアントとの関係を通じ、ITの専門家としてお客様の悩みや疑問に寄り添い、二人三脚での成長を目指す、『顧問』のようなパートナー企業であり続けること。すなわち、『IT戦略顧問』というサポートの形を理想としています。
『IT戦略顧問』は、キッティングやヘルプデスクなどの、業務の一部分を担うだけのアウトソーシングではありません。
総合的な知識を備えた人材がお話しを伺いながらクライアントの状況を把握し、技術面・経営面・今後のビジョンも含めた適切なご提案を行うものです。
時にはシステム導入のご相談をいただいても、ITのプロとしてそれがベストではないと判断した場合には、別の選択肢をご提案することもあります。
ただの“外注先”だけにとどまらないそこまでの責任が、『顧問』という立場にはあると考えているからです。
ITに関わることでなくてもITの力で解決できることがある、だから困ったときはまず相談してもらえる存在でありたい。そのような想いが、『IT戦略顧問』というサポートの本質なのです。
さらに、一つのクライアントと深く長い付き合いを続けることで、その企業カラーや強み、改善点や変化などに気づき、一時的・表面的な関係では難しい視点でのご提案も可能になります。
こだまシステムが目指しているのは、ITのプロという立場から、クライアントの事業継続と成長を後押しする知見や技術を提供すること。これこそが『IT戦略顧問』という在り方なのです。
仕事を“外注”するだけがITアウトソーシングではない
世の中には、大手からベンチャーに至るまで、無数のIT企業が存在しています。
その中には、業務を細かく切り分け、安価なサービスとしてご提案する会社もあれば、付加価値の高いサービスやシステムをブランドとして確立されている会社もあると思います。
それらに優劣や良し悪しはありません。しかし、アウトソーシング先の企業がどのような考えや体質を持っていて、どのようなサポートの形が得意なのか、どれが自社のニーズに合っているかを考えることは、ITアウトソーシングを成功させるためには大切な要件です。
そしてこだまシステムは、敢えて『IT戦略顧問』という在り方を理想とし、クライアントにシステムそのものだけではなく、必要な知識や判断・新しい目線をご提案をすることまでが、今後のITアウトソーシングのプロとして求められることだと考えています。
ITアウトソーシング先を選定する際は、ただいくらで何を外注するかではなく、その企業がどこまで寄り添い何を提供してくれるのか、必要なのは業務をさばくただの人手なのか専門家のパートナーなのか、視点を変えて検討してみてください。
『IT戦略顧問』とはどうあるべきか?本当にあったお客様との具体的なエピソードはこちらから!